アメノミナカヌシ:
古事記に最初に登場する神様は、アメノミナカヌシです。
しかし、この神様は詳しいプロフィールや具体的な活動内容は特に記載されていません。
天地創造の神は世界中の創生神話に登場します。
日本にも、全ての始まりの神が存在する事は、注目すべき事だと考えられます。古代の日本人に、時間と空間の概念があったと考えられるからです。
抽象的な概念を理解していた事は、日本が世界に誇れることだと思います。
ちなみに、アメノミナカヌシは、古事記には登場しますが、日本書紀には記載されていません。
これは、古事記がより神話的な側面を持っている事を表しています。日本書紀は中国へ向けての歴史書であるのに対して、古事記は国内向けの神話であるからです。
神話である古事記だからこそ、極めて抽象的な神の存在が最初に記載されているわけです。